池波正太郎をめざして

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明日は明日の風が吹く

今の心境にあわせてブログ名を変更しました。どうぞよろしく。肩の力をさらに抜いてやります。

第十八回短編小説の集い振り返り。感想です。

 

 ごぶさたのまさりんです。

 下ネタではない。

 更新しない期間が随分あった。忙しさに流されて、タイミングを逸していた。そう、「タイミングを逸していた」というのが正確である。時間がまったくなかったわけではないのだが、タイミングが悪かったのだと思う。そりゃそうだ。以前書いたが、文章を何度も書き直すという作業、しかも相手のオーダーで的外れ、かつ理不尽な要求を受け入れつつやっていたのである。その反復作業のあとに、もう一種類文章を書くというのは、どうしてもできなかった。結局、文章はウケたので、よかったのであるが。

 小説を書くのと違って、興味のない文章を何度も書き直すのは、面白みがまるでない。苦痛であった。

 

 さて、そういう時期も終わった。このまま、最低限の作業以外何もしないという一週間をさらに設けるか迷っている。が、ぼちぼち書く作業をはじめてみよう。今回は、前回の「短編小説の集い」の振り返りをまずやりたいと思う。もうすでに、なおなおさんが感想を挙げてくれているので、それにも触れられたら、触れたい。

 

 今回の課題は「鳥」であった。キャラクターを継続的に使用することで、キャラの描き方を研究するということを主眼にしているが、あくまで一話完結であり、連作であるようで連作を仮定していない、という少々複雑な書き方をしている。キャラクターは前作のキャラをそのまま使ったり、使わなかったり、前作からスライド登板させることが多い。ちょっと前、ちょうど「文章スケッチ」が始まる前までは、シホ・ボク・ケンジの三人を固定して、ゲストを登場させる形で進行させていた。今はスピンオフ的な展開もしている。そろそろ、三人に戻してもいいなと思っている。

 

 前回の「月光」から、カナ・サキをスライドさせて、しかもそちらの世界観に踏み込む形で文章を作ることは、決めていた。前回の振り返りで、「もう一度、シンイチか、出すはずだった級長をだすかもしれない」と書いていたが、やはりカナ・サキの二人のほうが書きやすそうだったので、そちらで行った。

 彼女の、特にサキの持つ世界というのをちょっと踏み込んで書こうと思った。なんとなく、学生を描くとき、「そのキャラの居場所がどこにあるか」ということを念頭に置こうとしてしまう癖があるらしい。シンイチは「居場所が喪失した状態」が登場時であり、そこからやはり「居場所」を獲得する話を書かないと、おさまりがつかない気がした。

 「鳥」という課題が発表される前から、サキの「居場所」については想像していた。「月光」でサキはエキセントリックに描こう、それに惹かれるカナという構図を想定していた。そういう女子中学生はいったいどこに「居場所」があるのか。なんとなく、それは部活とか家とか教室とか塾とか、普通の場所である感じがしなかった。端的に不良にしてしまうということも考えたが、中高一貫校の特別進学クラスにいて、そういう背景というのは漫画的である。使い古されているということもある。九十年代にそういう設定はよくあった。GTO的なやつね。だから、本当に物理的な逃げ場所が家庭や学校以外に存在するというのを設定した。そういう場所で独り様々な行動を取ることは、同級生とは色々な差異が生まれるだろうな、と考えたのだ。端的に言えば、ああいう空間を持つと、周囲よりも大人になるだろうと思った。根拠はない。ただ、そこが完全に両親の干渉のない空間にすると、やはりただの不良が生まれてしまうのだろう。普通な部分を出すために、母親も頻繁に訪れる空間にした。母親や父親も利用する空間にすることで、家庭の息苦しさがある程度軽減されるだろう。そして両親の関係もほの見えるではないか、と書き終わった今になっていい設定を作ったなと自画自賛している。それに母親の職場の状態もよくわかるよね。

 この部屋は今後も使うかもね。

 

 大体の設定を決めておいて、「鳥」という課題が来たのだが、それは「逆ペットロス」の問題を扱おうと、まず思った。実はこの問題は社会問題になりつつある、本当の話だ。オウムなどは寿命が長く、老人が寂しくて飼うと、老人の死よりあとにオウムが生き残り、そのオウムをどうするのかということが問題になるのだ。その特集をずっと前にテレビで見ていて、ぱっとそれが浮かんだ。無精者でまだ他の方の文章を読んでいないのであるが、他の方がどういう設定で来るのか、楽しみである。

 

 なおなお(id:naonao3939)さんが、「オウムの騒ぎ方から、どうも他殺を想像してしまって、父母はそれで焦ってしまう、という想像をなおなおさんはしてしまう」という内容の感想をいただいた。やはりミステリーが好きな方はそういう想像をするのだなあ、とちょっと興味深かった。なおなおさんのそういう感じは今後使えるかもしれません。感想ありがとうございます。

 

 みどりの小野(id:yutoma233)さんからも感想をいただいた。ありがとう。そうなんです。「それでも人生は続いてしまう」んですよね。ある程度歳を食ったから、そういう思考ができるのであって、本当は中学生であるサキは受け止めるので大変だったろうなと思います。想像では数か月くらいは心が思い状態が続いたようなイメージを持っていました。サキが「仕方ない」と両親に言っているのは、たぶん両親を慰めつつ、「心配しないでね」と言いたかったのだと思います。たぶんね。あとは本人に聞いて。

 スターも付けずにすいません。どうも、スマホがだめなのかわからないけど、どうもスターがつけられるときと、付けられないときがあるのです。申し訳ない。

 

 さて、次はみなさんの文章を読んで感想を書こうと思います。

 

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