今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

またまたいまさらシャーロックーー十分日記30

 

ゼリア新薬の新人研修で異常な追い込みがあり、ある新人がそれを苦に自殺してしまったそうだ。

 

 

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研修のなかで、その研修を担当した外部の会社の命令で、過去のいじめの告白を強要され、しかも吃音をなじられたそうだ。

以前、「英国王のスピーチ」という映画で描かれていたが、吃音というのは精神的な負い目というか、プレッシャーが原因で起こる現象だ。

親御さんは、「子どもには吃音がなかった」と言っているから、この研修で吃音が出るまで追い込まれたということだろう。

 

タチが悪いのは、こういう極限の軍隊式の研修だったとしても、生き残った猛者がいるということだ。軒並み、「もうやりたくない」と参加者はいっているそうだが、「生き残っているものがいる」という事実が経営陣に、「辛い修行時代を経て、彼らは成長した」と言わしめる可能性があるということだ。「死んだ奴が弱いのだ」と。こういう研修を行う時点で、そういうメンタリティーの経営陣にである可能性は高い。

 

二十数年も生きれば、誰だって言えないこと、言いたくないことはできるだろう。そんなものないという人間は、のんべんだらりと生きすぎだ。と言ったら言い過ぎか。ないに越したことはない。だが、他人にそうものがあるという前提で、人と接するというのが大人のマナーだ。もう子どもじゃないんだから、楽しいことだけやればいい。そうして子どもに、「大人って楽しそう」と思わせた方がいいじゃないか。

 

自殺してしまった彼は、過去のいじめと対峙した。

そう聞いて、シャーロックのシーズン4の最終話を思い出した、といったら強引か。

 

ホームズ一家には過去に秘密があった。それはマイクロフト、シャーロックにとっては妹の存在であった。そのトラウマとの対峙がこのエピソードだ。

妹は実に高度な頭脳を持っていた。母親が数学の研究者であって、三兄弟はその血を受け継いでいた。しかし、シャーロック、妹と、猟奇性を強める。ある意味、マイクロフトも猟奇性を持っているが、それも含めて国家のために使っている。

そしてシャーロックが高機能社会不適応者になり、妹が島の隔離施設に送り込まれるきっかけがある。それはシャーロックと友人である飼い犬の赤髭との別れだった。「友人である飼い犬」という言い方に違和感を覚えるのは当然だ。当然だが間違っていない。

 

シャーロックがトラウマと対峙することになるのは、トラウマが向こうからやってきたからだ。マイクロフトが仕組んだのであるが、マイクロフトはシャーロックに知られないように隠蔽しようとしていた。シャーロックのことが欲しかった妹、トラウマがやってきたのだ。モリアーティまで使って仕掛けてきた。

全く赤の他人に強制されたのではない。

シャーロックは過去と対峙して妹も救う。やはりモーリーはうまく使われてしまうのだが。もう責任取れよシャーロック。

 

初学者は教えてから試すべきだ。精神論はやりきる最後の最後に必要になるのであって、いきなり新人研修で必要なことではない。新人でできることに精神論などいらない。そんなものなくてもやれる能力を持つものを入社試験で選んだはずだ。いきなり追い込まなければならないようなヤワなやつを選んだんではないはずだ。

結局、自信がないのはこんな研修を必要だと感じる先輩を含めた経営陣である。

 

だいたい、どうして過去との対峙が入社時に必要なのかがまるでわからない。

誰か説明ができるのだろうか。

ただ、暗い過去がある人間は気持ちが悪い。それくらいの理由ではないだろうか。

製薬会社の営業は人間のやることではない、と製薬会社に勤める父を持つ友人に聞いたことがある。数十年前の話だが、未だに変わっていないらしい。

 

 

 

 

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