今日の十分日記

今日の十分日記

原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

四十代の危機。

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  まさりんです。

 ここ数日、他の方が書かれたブログを読んで文章を書くことが多くなった。これが結構おもしろい。できれば、批判的な内容は書かないようにしたい。あまりにもひどく、しかも誰も修正しない場合は、書くこともあろうが、あまり楽しい作業ではないのだ。

 

40歳になってようやくわかる8つのこと。 | Books&Apps

実際の四十代の事実は逆だがね。

2016/04/25 18:28

 

 今回もどちらかといえば否定的な内容を書かねばならなくなった。ただ、この元の記事はどこかで聞きかじった一般論を並べているにすぎないので、批判をされるのは覚悟しているだろう。

 この記事では四十代になって知ったこと? 知るべきこと? を八つあげている。

 1,四十歳は会社のなかで出世ができるかどうかが、ある程度見える。

 2,四十歳は自分の苦手なことと得意なことがわかる

 3,四十歳は肩書きではなく、何をやったかだ、と知る。

 4,四十歳はどんな人であっても、「上には上がいる」と感じる。

 5,四十歳は、「このまま逃げ切ろう」という人と、「これからが本当

   のチャレンジだ」という人が分かれる。

 6,四十歳は、「結局、家族や友人が最も大事だ」と気づく。

 7,四十歳で、努力の意味をようやく知る。

 8,四十歳で、真の感謝を知る。

 以上、ブログから抜いたものであるが、「てにをは」など、日本語がおかしいのは私のせいじゃない。転記の間違いもあるかもしれないが。

 ずいぶんのんきな四十代である。

 村上龍の「十五歳のハローワーク」だっただろうか。あれを書いた時期に村上龍が言っていたのは、「二十七、八くらいになるまでに自分のやるべきことを見つけられないと手遅れになる」ということだった。そこからやりたいことを立ち上げて、準備に数年かかる。そうすると、ものになるころに三十歳。だから、物事のぎりぎりが二十八だと言うことだろう。

 「自分の得手不得手を知る」のが四十歳というのはずいぶんとのどかだ。

 「出世できるかどうか」も、同期の数が少ない最近の会社員である。みてりゃ、アイツの方が上だろうとか、アイツには勝ったとか、自然とわかりそうなものである。先輩もそうだろう。馬鹿は明らかに馬鹿だ。もちろん、予測通りに行かないのが人生であるが、だいたいの見当は二十代で付けろよ、という話だ。

 以下反論は省略するが、書き手はなんとなくもっとカイシャがのどかだった時代に入社した世代なのかなと思う。

 

 昔から四十代というのは興味深い年代だと思っていた。

 このブログを読んだ後、友人とブログの内容についての話になった。

 「四十代ってどういう年代だってイメージがある?」

 「チャレンジする最後の年代だって気がする」

 「まったく新しいことをするってこと?」

 「うん」

 その友人は女性だった。

 「男でもそういうイメージがある」

 「男の人って、四十代って厄年でしょ」

 そうなのだ。男の四十は厄年がある。迷信だと思いつつも、大きな転機が来るのは間違いない。

 「そうなんだよね。だからね、いろんな人が、最悪の数年間を過ごすって、イメージがあるんだ」

 私はデヴィッド・ボウイが好きだが、四十代前半に低評価の数年間があった。布袋寅泰も好きだが、四十代前半はやはりあまり調子が良くなかった。志村けんに死亡説が出たのがやはり四十代。好きな人はだいたい四十代になって不調に見舞われている。

 「だからね、まあ男の場合だけど、こういう場合原点回帰する人がだいたい生き残るんだよね。デヴィッド・ボウイはなんだかわからない方法で回復するんだけどね。ロック以外のジャンルで復活するんだよね。

 漱石って朝日新聞の社員になるのって四十代だっけ」

 「いやギリギリ三十代だと思う」

 「それで四十代って、身体の調子が悪くなってくんでしょ」

 四十代ってあまりいいことがない。

 上記の「四十代になって知ること」に書かれているものに、「家族・友人の大切さ」というような内容がある。友人はともかく、家族は四十代になるころには「当たり前の存在」になる。その大切さを知るのは失ったからではないだろうか。

 

 スターウォーズシリーズの監督、ジョージ・ルーカスは、三十七歳のときに妻と離婚する。原因は妻の浮気だ。妻はスターウォーズで編集をやっていた。かなり凄腕の編集者だったらしい。

 エピソードⅥ、つまり三作目の映画のときに、妻は才能を発揮した。エピソードⅥは三つの場面が同時進行で動いていく。ルークとダースベイダーと皇帝の対峙、ハンソロの基地攻撃、そしてデススター攻略の三つだ。これが矛盾なく見られるんは彼女の功績だ。

 だからか、離婚後、ルーカスは知り合いの映画監督に「妻を使わないでほしい」というメッセージを送ってしまったらしい。そして孤立する。孤独な四十代だ。映画評論家町山知浩氏によると、この理解されない孤独な状況がエピソードⅠ~Ⅲに反映されているらしい。

 

 つまり、仕事・健康・家族、すべてが危機的な状況になる可能性があるのが四十代なのだ。「真の感謝」とか言ってないで、本当に大事な物を決めて、それは死ぬ気で守らなきゃいけないのが四十代なのかもしれない、と個人的には考えている。

 上記したが、危機的な状況に陥ったときに、やるべきことは自分にとって大事な物を決めること、そして原点回帰すること、である。思い切り新しいことをやって成功する人はあまりいないと思う。

 女性版の四十代は誰かが書くだろう。なんとなく、いろいろな人のブログを見ていると、危機は三十代に来ている感じがするが。

masarin-m-dokusho.hatenablog.com

 

 

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