今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

つるみたがるやつーー十分日記179

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masarin-m.hatenablog.com

先日の上記事で、伊集院静のエッセイについて書いた。

実はその前の月に床屋に行ったときにもプレイボーイを読んでいた。

ちなみに、上記事のリンクではなぜかフライデーをアマゾンで出してしまっている。ご愛敬と言うことで。

 

伊集院氏は子どものとき、丸太棒を片手に待ち伏せをして、後ろからぶん殴ったことがあったらしい。

殴った相手はいじめっ子グループの頭で、このグループに伊集院氏はいじめを受けていた。伊集院氏のご実家はなかなかの金持ちで、実家で雇っていた若い衆に、「こういうのを一度受け入れてしまうと相手は助長してくる」と言われ、その手に丸太棒を握らされたそうだ。

なかなかその若い衆も過激だが、それをやり遂げてしまう伊集院氏もなかなかだ。

当然殴られた方は親にちくり、親と一緒に伊集院家にやってきたそうだ。

だが、事情を知っていた伊集院氏の父が、「お前の息子がいじめをしていたのを知っているのか」と一喝したらしい。

それいらいいじめはなくなったが、興味深いのは頭以外のグループの連中も報復などをしなかったそうだ。

そこから伊集院氏が昔からつるむやつらが嫌いだ、という話になっていく。

 

もちろん、今こんなことをしたら殴った方がバツを受けることになる。私個人の本音は、「いじめたほうも殴られるだけのことをしているよね」というのが本音だ。

 

私もつるむやつが嫌いだ。

昔ある男に「一緒に便所に行こうぜ」と言われ、気持ち悪かったということを書いた。どうしてこういう奴らが嫌いなのだろうと不思議に思っていたが、このエッセイを読んでいて理由に思い当たった。

つるみたがる奴とは「自分で物を考えず、想像せず、決定権を相手に委ねた奴」のことなのだ。そのくせ、委ねた相手が失脚すれば揚げ足を取る。そういう徹頭徹尾卑怯な連中だ。

伊集院氏のエッセイの奴らも、自分たちのメンツを考えれば、伊集院氏に報復すべきだ。そうしないと立場がなくなる。だが、そのことも判断できない。勇気もない。できるのはせいぜいこの負けた頭をなじることくらいだろう。

 

大なり小なり組織に所属していれば、どうしてもこういう奴らに行き当たる。

だが、現実にはもっと複雑である。

 

週刊プレイボーイ 2018年 7/30 号 [雑誌]

週刊プレイボーイ 2018年 7/30 号 [雑誌]

 

 

無意識にマインドコントロールにかかっている可能性もある。

 

オウム真理教の麻原彰晃ら七人が死刑執行された。

有名な話だが、おそらく麻原はマインドコントロールをかけ信者を増やしていった。

上祐氏が死刑執行を受けて記者会見を開いた。そこで「安心している」ということを言っていたらしい。それはマインドコントロールをされていて、そのトリガーがいつ引かれるか分からなかったからだ。

トリガーが引かれると、絶望的な想像が頭に浮かぶらしい。

 

もっと言ってしまえば、自分で物を考えていると思い込んでいる人間もまた危うい。

賢さと関係なく、人間ならば誰でもマインドコントロールされてしまうからだ。

身近にコントロールされていると思しき人間がいても、私は救う術を知らない。