今日の十分日記

今日の十分日記

原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

髪を切ったときの出来事

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 まさりんです。

 今日はライトに。

 

 

 昨日、髪を切りました。

 結果を申し上げると、女子中学生のバスケット部のようになりました。ツーブロックに最近はしています。「伸びた分だけ切ってくれ」というオーダーをしたのですが、伸びた分の倍の長さを切られました。

 昔から、髪を切ってくれと言うと、必ず「可愛く」切られるのです。地元の房総地域に住んでいるときなど、切りながら「うん可愛い」と床屋さんに言われてしまう始末。それを集団デートのときに相手の女の子に言ってみたら、「うふふ。でも似合うよ」とからかわれたのか、どうかわからない言われ方をしたので、それでもいいかなとおもいました。

 昨日も、切りながら何かに納得したように「うん、うん」と小さく言っていたのが気になりました。この女子中学生的ヘアースタイルが、彼の理容師には会心の出来だったのでしょうか。

 カミサンに聞いたら、やはりかわいくなるということでした。顔がかわいらしいのでしょうか。本人にはそうとは思えないのですが。

 そのあと、「あの・・・・・・」と申し訳なさそうな小さな声で、理容師は尋ねました。

 「結構絞られたように思うんですけど、何かされているんですか」

 きっと、聞いたら怒られると思ったのでしょう。

 「いや、ジョギングだけやっています」

 ちょっと大きな声になりました。

 「どれくらいやられてるんですか」

 「五キロか七キロ」

 「ああなるほど・・・・・・。健康ブームというか、みんなやってるでしょう。ジムとか・・・・・・」

 理容師が話し始めました。理容室のこういうトークが私は苦手です。根掘り葉掘り情報収集されている感じがどうも苦手なのです。でも、この理容師は勝手にずっと話してくれるので、助かります。

 「私もやらなくちゃなあ、とおもってるんですよ。

 ウチの長男がね、昔から空手をやっていて、それに身体を鍛えるのが好きなんですよね。それでもう腕相撲じゃ敵わないんですけど」

 「それはしょうがない」

 「はい。それで下も中学生なんですけど。こいつはね、パワーというか。パズドラってあるでしょ。あれで達人のわざみたいなのがあって、そういうの一発でマスターしたりする、器用なところがあって、でも力はないと思ってたんですよ。で、この前の朝、ご飯ですよのふたが開かなかったんですけど、それで長男に『開けてよ』って頼んだんです。そしたら長男が『そんなの、オレじゃなくても開くよ』って、次男に渡したんですよ。『開くわけネエだろ』って思ってたんですけど、次男が難なく開けたんですよ。それからやらなくちゃなと思ったんです」

 たぶん、そういう類いのフタは力じゃなくてコツで開くと思うので、筋力とは関係ないな、と思いながら、放っておきました。

 また、昔バスケやってて、運動の能力というか、コツみたいなものは忘れないものだからやろうと誘われるのだが、なんとなくやれないのだ、と話した。

 「朝もね、カミサンじゃなくてオレがつくるんですけど、だから忙しいしね。煙草は吸われますか」

 随分前に止めた。もう五~六年か。そう告げた。身体が強くないので止めねばならなかったのだ。

 「そうですよね。朝もね、一服つけて、コーヒー入れるとね。それで動きたくなくなるんですよ」

 ここまで聞いていて、私はどうしてこの人の運動をしない理由を聞き続けないといけないのかと訝しく思いました。でも、他人のこういう話を聞くのは嫌いではありません。話は終わり、鏡を見ると、そこには女子中学生がいました。

 

 冷静になって考えると、大人になってからの運動と学生時代の勉強って似てるようです。

 学生時代の勉強は「やらねば」と思いながら、やらない人間は結局やらない。色々な言い訳を言いながら。

 大人になってからの運動も「やらねば」と思いながら、やらない人間はやはりやらない。様々な言い訳を言いながら。

 

 昼には彦麻呂が徹子の部屋に出て、百二十キロから九十キロ台までダイエットしましたということを言っていたらしい。それくらいの痩せ方だと、誰も何も言わないと悲嘆に暮れていたとか。

 

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