今日の十分日記

今日の十分日記

原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

日本型me_tooーー十分日記154

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 たぶん、内容について触れるのはかまわないのだけど、写真、文章などの無断転載や引用まで禁じているので、詳しくは見に行っていただくしかない。見に行く価値のある文章だと思う。

写真家のアラーキーのモデルを十数年務めた人が、告発をしているのだが、文章表現がなんとも言えず良い。このようなことを書くのは良くないのかもしれないが。

相手を刺し殺すというよりも、「自分が間違っていた」「他にモデルに興味のある方に対する啓蒙」というような観点で書かれていて、某氏のようにひたすら扇情的にはなっていない。それ以上に、彼女はこの告発をすれば、たぶん損しかしない。

 

それにしてもアラーキーや加納典明はこういうヌード系の写真を扱う写真家だが、女性の扱い方は上手だと勘違いしていた。そりゃ男だって、ヌードをずっと撮られ続け、自分の同意なしに写真が使われ続ければ、頭がおかしくなるだろう。女性だって同じだ。精神的なケアは欠かせない。

結局、強引なだけって、見た目そのまんまじゃん。

 

なんにせよ、言葉の使い方が上手い、というより日本的常識に沿った書き方になっている。「色々有ったけど、わたしが馬鹿でした」と言われれば、「そんなことないよ。アラーキーが悪いよ」と素直に言える。それに情報を出す前に相手とやりとりをしている。相手からの回答が梨の礫だったので、このような行動を取っている。アラーキーは面目丸つぶれである。これでよい。

 

案外、このようなやりとりが日本人は下手くそになってきている。某氏ではないが奇襲をかけ、本気で刺し殺そうとしてしまう。これで人々の共感は得られないだろう。

どうして、このようなやりとりができなくなったのか。それは、言われた方が気づかないかもしれないという、対人関係に対する不信感があるからだ。