まさりんです。
昨日の夜、若冲の特集をＮＨＫＢＳでやっていましたね。貫地谷しほりがＭＣで、昨日紹介した「動植綵絵」について紹介していました。そして、他の絵についても取り上げていましたね。
様々な専門家が独自の観点から若冲の絵を分析していました。なかで、西洋文化と若冲の接点を分析していました。「鳥獣花木図屏風」がそうだといいます。この構成が、西洋の書物の構図が似ているそうです。
食べ物、特に青物でしゃれっ気たっぷりに描いた涅槃図（釈迦の入滅を描いた図）にも、当時の世相を反映してあるそうです。一八〇〇年代は一七〇〇年代とは打って変わって、飢饉などで京都でも苦しむ人がたくさんいたそうです。食物の専門家によると、涅槃図に描かれた食物は皆保存に向いたもので、そこにメッセージが込められているそうです。
番組では特に若冲の特徴である、生き物対してクローズアップしていました。弱肉強食の関係であるはずの動物がすぐ近くにいる楽園が描かれています。
でもやはり、実際に見た印象とは違うんですよね。本物の方が美しい。また見に行きたくなりました。
若冲展の帰り、京成線の上野の駅前からバスに乗って、平井駅まで移動しようと思いました。ＪＲ上野駅の公園駅でそれを思い立ちました。しかし、小腹が空いていたので、公園口の近くのカフェで、オニオンフライタワーを食べました。一応炭水化物を制限しているので、フライドポテトはよしました。そのほかは、パスタやカレーだったので食べられません。一応書いておくと、糖質制限では脂質はあまり気にしないでいいそうです。奥にあるのはカフェオレです。ビールじゃありません。
食べ終わって公園口から、公園を横切って京成まで移動です。途中上野の森美術館で、閉館時間を過ぎていたのに、人々が並んでいました。これが何を意味しているのかはわかりませんでした。
西郷さんの銅像前にも人が多くいました。そこから少し移動して階段を下りると京成上野駅の入り口に来ます。階段の途中、カップルがいたのですが、女の子の方が男の尻をなでていました。京成上野の入り口前のバス停からバスに乗りました。ちょうどバスが来る時間だったので大して待たずにすみました。
バスは空いていました。二十九日は風が強く吹き、電車の線路にゴミが付着した影響でいろいろな路線で遅れが出ていました。だから、もしかするとバスが混んでいるのではないかと思っていましたが杞憂でした。
この上野を経由して平井駅に至る経路が私は好きなのです。途中浅草寺の境内前を通過、スカイツリーを通過、なんでもない墨田区の住宅街を通り、平井に至ります。下町って、傍目から見ているとこの上なく雰囲気がいいのです。深く関わるといろいろあるけどね。外国から来た人々も多かったです。途中、ラーメン屋の前でバスが止まりました。店の入り口のマットに「ドアを開けろ」と書かれていました。『開けなきゃラーメン食べられないよ』と思いました。ずいぶん上からだな、外国の経営者が敬語をよく理解せずこうしたのかな、と店内を見ると、全員が日本人でした。マットをよく観察すると、上に『心の』と書かれていました。つまり、「心のドアを開けろ」というメッセージだったのです。
マットは店外から来た客の向きに相対していました。店に入るたびに、「心のドアを開けろ」と言われるわけです。やはり「何の？」っておもいますよね。炭水化物を少々制限している身からすれば、「店に入るときは制限なんてなくして好きに食べろ」という意味にとれました。他の人はどう受け取るのだろう、と思っていると、バスは発車しました。
別の交差点をバスが通過しているとき、不意に黒い物体が脇から躍り出てきました。あ、猫かと胸が強くなりました。私は普通車の助手席にあたる場所に座っていました。入り口ドアのすぐ横です。黒い物体はゴミ袋でした。
そこからしばらく、運転手はバックミラーで何度も後ろを確認していました。恥ずかしかったから見ませんでしたが、後ろにゴミ袋が付着していたのかなと思いました。何度も運転手は身を乗り出すようにして確認しているので、不安になりました。
安全を確認したのか、それからはとてもスピードを上げて平井まで走りました。ちょっと怖かった。
上野でどうやら風邪をもらったみたいです。鼻風邪ですんでいるので、このまま直そうと思います。すごい人混みだったからなあ。夕方から気温が下がり、風も強かったのが悪かったのかもしれません。もしもお出かけをするのなら、上着を一枚持って行って下さい。
ではよいゴールデンをお過ごし下さい。って書くと、ゴールデンが終わるまで更新しないように思うかもしれませんが、そうかもしれません。違うかもしれません。
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