今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

「機動戦士ガンダム the origin」第一話 感想ーー十分日記243

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平成最後の連休、テレビ各局そんな感じの番組が多い。

この期に及んで7時台にお茶っ葉の健康効果をやっていて、苦笑した。

たぶん連休じゃなければ、ずっとYouTubeを見ながらなにかをするのだろう。

しかし、カミさんがいるとなんとなくできない。なんだか恥部をさらしている気分になるのである。それにテレビも二人が共通して面白いと思う番組しか見ない。そうなると、彼女のYouTubeの好みは知らないので合わせようがない。彼女はYouTubeを見ない。

 

テレビはザッピングして消してしまうのだが、そんななか「機動戦士ガンダムorigin」をやっていたので録画して見た。再見である。

話はジオン・ズム・ダイクンが死ぬ前後の話だ。

シャア・アズナブルことキャスバル・レム・ダイクンも、セイラ・マスことアルテイシア・レム・ダイクンも、まだ幼い。

二人の父親であるジオンは演説の直前に倒れる。

これはジンバ・ラル曰く、ザビ家一党の暗殺である。はっきりそうであるという確証は出ないのであるが、その前提で物語は進む。この暗殺を連邦政府の陰謀であると次男サスロ・ザビは印象操作を行う。だが、そのサスロも誰かに暗殺される。これもはっきり誰のせいであるかは言及されない。ただ、キシリアがやったのではないかという描写がある。

ジンバ・ラルの命令でキャスバル、セイラ、彼らの母親であるアストライアをラル家で匿うことに決める。ラル家の中心であるランバ・ラルが飲み屋に行っている間に、キシリアがラル家にやってきて、キャスバルと丁々発止やりあう。キャスバルはまだ幼いとはいえ、王者の風格を見せる。

 

物語を見ていて思ったのだが、ザビ家の暗殺だとして、どうしてあのタイミングに暗殺を行ったのかが理解できない。どうして今なのかという描写が出てこない。ザビ家一党はみなけん制しあっていて、そのあたりの会話もない。もう少し宇宙移民の政府がきちんとした形になってから暗殺したほうがタイミングとしては正しい。ジオン共和国が拡大しきったところで、窮鼠猫を噛むではないが、極まった連邦が暗殺したという方がよい。

おかげでこの後、ザビ家が公王制を敷いたジオン共和国は、終始綱渡りをし続けねばならない。

それによく見ていると、物語冒頭ジオンは自分自身を追い込んで、睡眠時間よりも演説にかけているという描写がある。そのあとに胸を抑えて倒れるのだが、過労による突然死とみても間違いはない。そこは安彦良和がうまくどっちともとれるように作ってある。

そのあとの展開を考えても、デギン・ザビ(父親)はもしかすると息子たちに相談せず、独断でジオンを暗殺したのではないか。もしくは突然死したところに乗じたか。案外、後者なのではないかと私個人は考える。

それはそのあとの展開にもつながる。こんなタイミングで暗殺をする決断ができる男が、たった一年間の戦争の間に一気に老け、末っ子(ガルマ)がシャアに殺されたときには動揺する。そして長男には「お前はヒトラーのしっぽだ」と言い放ち、厭戦気分になる。そのまま敵方と講和をしようと独断で動き、長男にソーラーレイで殺されてしまう。

あとの展開を考えると、デギンは自然死に乗じて自己の権益を拡大しただけ、だったのかもしれない。デギンはそれほど大きなことをなす人物ではないような気がするのだ。それを逆にジンバ・ラルが「ザビ家の背反行為」としてキャスバルに印象づけた。そう考えると、その後のキャスバルの行動がすべて悲劇になってしまって、また滑稽さも加わるなあ、と個人的に妄想した。

 

とにかく主要人物の声優さんが軒並み変わって、数少ない残った銀河万丈氏のギレンが非常に個性が際立っていいなあ、と思った。

あと、ルナシーのsugizoがアレンジしたエンディング、「めぐりあい宇宙」がかっこよかった。オープニングはルナシーっぽい曲だった。エンディングは裏でなってるギターがsugizoっぽかった。


劇場版 機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙 めぐりあい歌詞付き

 


【公式】『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』第1弾エンディング

www.gundam-the-origin.net