連休の最後の日に、妻と近所の神社にお参りに行った。なんだかわからないのだが、混んでいた。身なりから察するに、近所の方がたくさん訪れていたようだ。
我が家は喪中なので、一応松の内は避けて参拝にきた。
「みんな喪中なのかね」と私が軽口をたたくと、
「そんなわけないでしょ」と妻が応じた。
妻は、基本的に真面目で、つまらない返しをしてくる。
ただ、東京に通う人が住むのにちょうどいい距離であるこの辺りは、人口も多い。行った神社はここいらでは有名な神社なので、こぞってくるというのも理解できる。全員喪中である、とあっても、もしかすると間違いではないのかもしれない。
神社の入り口で古くなったお守りなどのお炊き上げの受付をしているのは、昨日確認してあったので、持参したお守りを渡した。氏子さんらしい人々が受付をしていた。
そこで盛り塩が売っていたので購入した。
去年のことを考えると、心機一転したい気分なので、盛り塩もほしいし、本当はお祓いもしたい。本殿のなかでは、やはりお祓いの人々が多く訪れていて、神妙に頭を垂れていた。
本殿の他に勧請した分社がいくつかあったので、全部回った。
なにを願ったのかは、恥ずかしいから言わない。
1月9日は”一粒万倍日”と言って、最強の開運の日である。この日に願を掛けたり、何かを始めると、効果が万倍になると言われているのである。こういうときに、恥ずかしがったり、かっこつけて「世界が平和に」云々を言うのではなく、我欲丸出しでお願いをした方がいい気がして、思い切り願った。
ヒントとしては、この日は特にお金にまつわることをお願いしたり、開始するとよい。口座を開設したり、投資を始めたりすると最適である。
この神社だけは、私を邪険に扱わず、おみくじでも良いクジを出してくれる。慰めてくれる神社なのである。
ちなみにだが、一粒万倍日に忌むべき事は人間関係の悪化である。
夫婦げんかをしたり、親族で争うと、その後にそれが大きくなってしまう。
また、借金やものを借りるのも忌むべき事だ。
一粒万倍日は一年中ある。
次は1月18日になる。
もし気になるのなら、この日に願掛けをしてお金に関して、何かを開始するといいだろう。